主なお部屋の紹介
奥の間、地下蔵、主屋2階、台所の紹介
1.奥の間
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奥の間
熊谷家住宅で最も重要な応接空間です。 中庭に面して八畳の奥の間、六畳、六畳の 三間続きの座敷があり、大名家の役人の接 待や町年寄の寄合など公的な場として使わ れました。
熊谷家住宅は、享和元年(1801)に建築さ れた後、明治元年(1868)にかけて間取りが 変えられてきましたが、この奥の間は建築 当初のまま現在に至っています。
2.地下蔵
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地下蔵
居間の床下に設けられた石組の地下蔵で す。火災に備え、耐火金庫のような用途で あったと考えられています。
平成14年、 建物の保存修理工事中に石積み壁面や溜枡 を発見し、復旧工事を行いました。地下蔵 へは、畳を上げて梯子を使って出入りして いました。
3.主屋2階
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主屋2階
幕末から明治初年の姿に復原された、十 畳、九畳、八畳、八畳、六畳、六畳からな る広い座敷です。郷宿などに使われたと考 えられています。
現在は、大正11年に熊谷家に嫁いでき たヒサ子さんの嫁入り道具の展示や特別展 の会場としても活用しています。
4.台所
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台所
幕末から明治初年の姿に復原された台所。
主屋から土間続きの台所で、太い梁組の 大空間、大小10基の竈(かまど)、はしり(流し)やはんど(水瓶)、蒸籠やまな板など、 熊谷家の人々の日常の暮らしを身近に感じ られる空間です。
この台所は、体験学習の場としても使っ ています。
【台所の活用】
◎体験学習
学校行事や親子活動など、かまどを使った体験学習 もおこなっております。
体験学習の様子
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