2021企画展「掛屋という仕事」
2021.7/17~8/30
掛屋とは、銀貨を天秤秤に掛けて重さを量るとともに、その品質を検査する職業です。江戸時代の銀貨は重さで価値が決まる秤量貨幣でした。掛屋は秤量・検査した銀を紙に包み封印してその価値を保障し、貨幣として流通させました。
熊谷家が掛屋を拝命したのは、享保 3 年 (1718) に大森代官所から命じられたのが始まりとされています。銀山から産出される灰吹銀とともに、領内から徴収される年貢銀、番所で課される税、製鉄業者が納めた税、経営資金を得るために貸し付けていた銀山貸付銀などを秤量・検査し、大坂の幕府の御金蔵に輸送します。これらの管理や出納、輸送、納入も御用掛屋の任務でした。
本展では、掛屋にまつわるさまざまな道具とともに、どんな仕事だったのか、輸送中の出来事なども交えて楽しくご紹介いたします。
2021企画展「掛屋という仕事」
- 日時:2021年7月17日(土)~8月30日(月)
- 場所:重要文化財熊谷家住宅
- 開館時間:9:30~17:00
- 休館日:毎週火曜日
- 入館料:高校生以上520円、小・中学生100円
- 関連講座:熊谷家と掛屋
- お問い合わせ:重要文化財熊谷家住宅 電話0854-89-9003
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